ウェイキーカップ2023【ボートレース多摩川】

多摩川でエゴいコラボ始まる！！

多摩川でエゴいコラボ始まる！！

たまたま勝つな！勝つべくして勝ち奪れ！

浜野谷、石渡ら東京支部勢が地元是政で遠征勢を迎え撃つ！

ボートレース多摩川の開設68周年記念「G1ウェイキーカップ」が3月6日から開催される。春間近の是政にトップレーサーが集結。日本一の静水面で熾烈（しれつ）なバトルを繰り広げる。

地元の東京支部からは9人が参戦。濱野谷憲吾、石渡鉄兵、村田修次、齊藤仁、芦澤望、長田頼宗、山田哲也、北山康介、永井彪也が登場する。東京支部勢の多摩川周年優勝は15年の中野次郎が最後。8大会ぶりのタイトル奪還へ期待が高まる。

地元のエースを担うのはもちろん濱野谷憲吾だ。多摩川では通算49優出16Vという抜群の実績。今年2月の一般戦でも毒島誠や桐生順平らとの熾烈（しれつ）なV争いを制して優勝したばかりだ。多摩川周年に向けて準備は万端だろう。多摩川では99年の周年記念と99年のダイヤモンドカップで2回のG1優勝を果たしている濱野谷だが、その後しばらく当地記念タイトルからは遠ざかっている状態。久々の多摩川G1制覇へ期待が高まる。
石渡鉄兵も楽しみだ。今期9節走って5優出4Vと近況絶好調。1月の江戸川周年で優出2着に入り、2月の関東地区選で優勝を飾るなど勢いに乗っている。多摩川でも昨年12月の一般戦で優勝したばかり。当地G1初Vへチャンス十分だろう。この翌節には平和島SGボートレースクラシック出場も控えているだけに弾みをつけたい一節になる。

永井彪也にも期待したい。昨年は記念優出ゼロと不本意なシーズンに終わったが、今年は再び記念戦線で暴れ回る姿を見せてほしいところだ。多摩川は通算16優出6Vの実績があり、現在当地6節連続優出中と好走が続いている。地元ファンの前でG1タイトル奪取を狙いたい。
その他にも07年に多摩川周年で優勝している村田修次や、昨年11月から今年1月にかけて9節連続優出があった齊藤仁、多摩川31優出9Vの実績を持つ長田頼宗、次節にSGボートレースクラシック参戦を控える山田哲也、前期勝率6.99で2期ぶりのA1級復帰を果たした北山康介、記念初優出をめざす芦澤望と地元勢は楽しみなメンバーがそろっている。

遠征勢ではまず前回覇者の茅原悠紀（岡山）に注目だ。21年10月に行われた多摩川周年で優勝。4コースから豪快にまくって当地記念初Vを飾ったのが記憶に新しい。今回は大会2連覇をめざしての参戦。近況も2月の中国地区選で優勝するなど好リズムなだけに目が離せない。

遠征勢で多摩川巧者として真っ先に名が挙がるのは毒島誠（群馬）だろう。多摩川周年は実に出場5大会連続優出中という驚異的な強さ。15年度は優出6着、17年度は優出6着、19年度は優出2着、20年度は優勝、21年度は優出2着と結果を残し続けてきた。今回もV候補筆頭格の一人といって間違いないだろう。前回の多摩川周年では優勝戦1号艇に乗るも茅原のまくりを浴びて3着に終わっただけに、今回は雪辱の優勝をめざしたい。

若手では末永和也（佐賀）に注目が集まる。2月の九州地区選でG1初Vを飾り、24歳の若さで記念タイトルホルダーの仲間入り。いま飛ぶ鳥を落とす勢いで飛躍している成長株だ。そんな末永にとって多摩川は因縁の水面。昨年9月の多摩川ヤングダービーで優出を果たすも、優勝戦で2番手航走中の3周2マークで振り込んで失速し、6着に終わって涙した苦い経験がある。あのとき以来となる約6カ月ぶりの多摩川参戦で、一段と成長した姿を是政のファンの前で見せたい。

その他にも昨年SGタイトルを獲った池田浩二（愛知）、椎名豊（群馬）、片岡雅裕（香川）、深谷知博（静岡）の4人をはじめ、多摩川でG1優勝2回の実績がある桐生順平（埼玉）、21年に多摩川でのSGチャレンジカップで優勝した辻栄蔵（広島）、1月に多摩川一般戦で優勝したばかりの井口佳典（三重）、昨年9月の多摩川ヤングダービーで優勝した近江翔吾（香川）など、遠征勢にも楽しみなメンバーがそろっている。