新たな躍動の感性が開花する。
激戦ムード漂う秋の博多決戦!
地元福岡勢がタイトル防衛へ!
ボートレース福岡の開設69周年記念「G1福岡チャンピオンカップ」が9月7日から開催される。初秋の博多に全国からトップレーサーが集結。熱い戦いを繰り広げる。
地元の福岡支部からは10人が参戦。瓜生正義、枝尾賢、岡崎恭裕、篠崎元志、西山貴浩、篠崎仁志、前田将太、羽野直也、仲谷颯仁、大山千広という豪華なメンバーがそろった。遠征勢を迎え撃つ態勢は万全だ。
なかでもまず注目すべきは前田将太だろう。昨年6月に行われた福岡周年で優勝。予選を2・3・1・1・3・1着のオール3連対でトップ通過し、準優・優勝戦でイン逃げを決めて頂点へ。G1通算13回目の優出で悲願のG1初タイトルを手にしたのが記憶に新しい。今回は大会2連覇をかけての登場だ。近況リズムは申し分なく、今年ここまで21節走って15優出6Vという活躍ぶり。8月の福岡お盆レースで優勝して福岡周年へ弾みもつけた。タイトル防衛は射程圏だろう。
篠崎仁志も楽しみだ。7月の福岡一般戦でオール3連対Vを飾って当地15回目の優勝。自身が持つ福岡優勝回数の現役最多記録をまたひとつ更新した。そんな篠崎だが福岡での記念制覇は意外にも13年福岡周年の1回だけ。昨年3月の福岡SGボートレースクラシックで優出2着、昨年6月の福岡周年で優出4着に入るなどV争いは幾度も沸かせてきたが、なかなか当地2つ目の記念タイトルには手が届いていない。今度こそ9年ぶりの福岡周年タイトル奪還を果たして福岡巧者ぶりを見せつけられるか。
もちろん大黒柱の瓜生正義も目が離せない。福岡ではSG優勝3回の金字塔を打ち立てるなど記念13優出6Vという圧巻の実績。何度も地元ファンを熱狂させてきた。福岡での記念制覇は16年ボートレースダービーが最後となっているだけに、約6年ぶりの当地記念タイトルを狙いたいところ。選手会長が魅せてくれるはずだ。
そのほかにも今年2月の福岡G1九州地区選手権で優出した枝尾賢と羽野直也や、8月の芦屋お盆レースで優勝するなど近況好リズムの岡崎恭裕、福岡記念5優出の実績がある篠崎元志、昨年の福岡周年で優出5着に入っている西山貴浩、福岡記念初優出をめざす仲谷颯仁、19年の福岡周年で優出歴を持つ大山千広と地元福岡勢は役者がそろっている。優勝戦ピットを独占するような活躍も期待できそうだ。
遠征勢ではまず吉川元浩(兵庫)に注目だろう。福岡は記念4Vを誇るドル箱水面。07年グランプリ、18年福岡周年、19年ボートレースオールスター、20年福岡周年と次々に博多でタイトルを手にしてきた。今回もV争いをにぎわす存在となってくるのか。
石野貴之(大阪)は福岡SGで2回の優勝歴。17年ボートレースオールスターと21年ボートレースクラシックを博多で制している。石野の福岡参戦は21年クラシック以来で約1年半ぶり。当地2節連続Vなるか注目だ。
桐生順平(埼玉)は福岡周年のタイトルホルダー。19年の開設66周年記念で優勝している。今年の桐生は7月の尼崎SGオーシャンカップで優出3着に入るなど記念5優出1Vとリズム上々。3年ぶりの福岡周年制覇を狙ってきそうだ。
そのほかでは福岡記念2Vの濱野谷憲吾(東京)や、13年に福岡SGボートレースオールスターで優勝している新田雄史(三重)、今年記念3優出をマークしている田村隆信(徳島)、福岡SG優出3回と当地好相性の茅原悠紀(岡山)、女子初のSG制覇を果たした遠藤エミ(滋賀)、6月の福岡G3ウエスタンヤングで優勝した石丸海渡(香川)、今年福岡一般戦で優勝がある守田俊介(滋賀)と大上卓人(広島)らに注目したいところ。強力遠征勢が地元福岡勢の牙城を崩しにかかる。
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