ボートレースダービー2021【ボートレース平和島】

ボートレースダービー

憧れの舞台が待っている。

峰が平和島SG連覇へ照準を合わす

峰竜太(佐賀)の平和島SG連覇に注目だ。昨年末の当地グランプリは狭い水面、深い進入、向かい風と決して楽ではない絶好枠から、コンマ01のスタートで押し切った。今年の若松SGオールスターではファン投票1位の人気に応え優勝と、ボート界最強の座は揺るがない。今大会も選考勝率1位から頂点に立ち、新たな称号を自身の経歴に加えるだろうか。

打倒・峰の一番手は白井英治(山口)だ。当地通算勝率8.39は現役1位と、好相性の水面で逆転を狙う。水面相性なら池田浩二(愛知)も負けていない。当地は2002年のダービーでSG初優出し、その後に2度のSGを制覇しておりドル箱水面だと言えるだろう。上野真之介(佐賀)は自身初のSGドリーム戦出場に気合い十分。大舞台でも外から1着が獲れる攻撃力は狭い平和島水面で威力倍増か。SG戦線で欠かすことのできない桐生順平(埼玉)はスピードターンで迫る。

初日ドリーム戦6号艇の濱野谷憲吾(東京)には地元ファンの期待が集まる。芦屋オーシャンカップで約14年ぶりのSG制覇と、完全復活した東都のエースが再び平和島SG獲りとなるか。レーサー人生2度目のF2で休みを控える松井繁(大阪)は、強い想いを持つSGグランプリへラスト勝負をかける。ダービー史上最多4Vを目指す瓜生正義(福岡)に、ダービー連覇に挑む深谷知博(静岡)にも注目が集まるだろう。

この時期の水面は向かい風が中心で、ダッシュ勢のカドが好気配なら積極的に狙いたい。

また、今年のSGはマスターズ世代にも注目したい。児島のグランドチャンピオンで前本泰和(広島)が約8年ぶり、蒲郡メモリアルで原田幸哉(長崎)が約12年ぶり、そして前出の濱野谷とこの世代の面々が久々にSGを制している。9月に住之江GⅠ高松宮記念で優勝し、好リズムの太田和美(大阪)は、勝てば約7年ぶりのSG優勝となる。

さらに今年のSGで注目したいのが、予選を18位で通過した選手の準優での好走だ。クラシックでは稲田浩二(兵庫)、グラチャンでは湯川浩司(大阪)が準優1着、メモリアルの丸野一樹(滋賀)は準優2着で舟券に貢献している。5月の当地GⅠ67周年も深谷が予選18位から優出しており、準優の大外枠に注目してみても面白いだろう。

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