全日本王者決定戦2025【ボートレース唐津】

キミは、王者をみぬけるかな
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キミは、王者をみぬけるかな

峰、宮地ら地元佐賀勢と、強力遠征勢が唐津で激突！

ボートレースからつの開設71周年記念「G1全日本王者決定戦」が2月25日～3月2日まで開催される。冬の唐津に全国からトップレーサーが集結。熱い戦いを繰り広げる。

V戦線をリードするのは地元の佐賀支部勢だろう。深川真二、森永淳、古賀繁輝、峰竜太、宮地元輝、山田康二、上野真之介、安河内将、安河内健、末永和也、定松勇樹、常住蓮という12人の超強力ラインナップで遠征勢を迎え撃つ。

地元のエース格はもちろん峰竜太だ。唐津で通算56優出25Vという抜群の実績を誇る峰だが、当地記念レース（G2以上）はこれまで17節走って6優出0V。なぜか地元記念タイトルには縁がない。2023年9月に行われた前回の唐津周年では、優勝戦1号艇に乗ったもののF艇にまくられる不運な展開で2着惜敗。無念の結末となってしまった。今度こそ悲願の地元記念初Vへ。峰の走りに注目が集まる。

宮地元輝も楽しみだ。1月の下関周年で優勝するなど近況好調。2年連続のグランプリ出場に向けて幸先良い2025年シーズンの滑り出しを見せており、この勢いで唐津周年でも大暴れしたい。宮地は意外にも唐津記念レースでの優出は2018年の唐津周年（優勝戦F）の1回だけと結果を残せていないだけに、今回はV争いをにぎわすのか注目したいところ。1月の唐津正月レースで峰らを破って優勝したばかりで、G1に向けて準備は万端だろう。

山田康二も近況絶好調だ。年始の徳山一般戦で今年初Vを飾り、その翌節には江戸川周年で優勝して自身3回目のG1制覇。さらに2月の児島一般戦でも優勝し、早くも今年3Vという充実ぶりだ。唐津ではすでに2018年のダイヤモンドカップと2022年の周年記念でG1優勝を経験している山田が、当地3つ目の記念タイトルを虎視眈々と狙ってきそうだ。

その他にも2009年唐津MB大賞と2010年唐津周年でV歴を持つ深川真二や、意外にも今回が唐津記念レース初出場になる定松勇樹、1月の唐津ルーキーシリーズで優勝したばかりの末永和也、唐津記念4優出の実績がある古賀繁輝、年またぎで5節連続優出を飾るなど好調な常住蓮、1月の唐津正月レースで優出3着の上野真之介、前期勝率6.58で2期ぶりにA1級へ復帰した森永淳、唐津2節連続優出中の安河内将、今期勝率7.03で自己ベスト更新ペースの安河内健と、地元佐賀勢はベテランから若手まで多彩な顔ぶれがそろう。優勝戦ピットを独占するような活躍を見せても不思議ではないだろう。

対する遠征勢でまず注目したいのは西山貴浩（福岡）だ。昨年3月に唐津ダイヤモンドカップで優勝。4･1･1･2･2･1･1着と2日目からオール2連対の快走で頂点に立ったのが記憶に新しい。唐津参戦はそのとき以来で約11カ月ぶり。当地2節連続Vをめざす戦いから目が離せない。

吉田拡郎（岡山）も見逃せない。2023年7月の唐津MB大賞で優出3着に入り、2023年9月の唐津周年でも優出3着に入る活躍。近況唐津で好走を連発している。吉田は昨秋に秩父宮妃記念杯と多摩川周年で連続Vを飾るなど大暴れしたが、今年に入っても1月の下関周年で優出4着に入るなど好調を維持。唐津記念初Vを狙ってきそうだ。

その他にも2015年と2016年に唐津周年で優勝している瓜生正義（福岡）や、2022年唐津周年覇者の菊地孝平（静岡）、2020年に唐津での九州地区選でV歴を持つ桑原悠（長崎）、2023年に唐津MB大賞を制した山口剛（広島）、1月の唐津一般戦で優勝したばかりの笠原亮（静岡）、昨年3月の唐津ダイヤモンドカップで優出5着の片岡雅裕（香川）、2022年の唐津周年で優出3着の磯部誠（愛知）、昨年6月の唐津ウエスタンヤングで優勝している新開航（福岡）など、遠征勢にも唐津好相性の選手が多数。地元勢にとって強力なライバルとなりそうだ。

また昨年グランプリ優出の馬場貴也（滋賀）と関浩哉（群馬）や、2月に大村MB誕生祭で優勝した佐藤翼（埼玉）、1月の常滑BBCトーナメントで優出3着に入った寺田祥（山口）、今年すでに2Vの原田幸哉（長崎）、1月の下関周年で優出した井口佳典（三重）など近況好リズムの選手もそろっており、V戦線は大混戦になること必至だ。