しぶきの先まで走り抜けろ
全国の強豪相手に地元うずしお軍団が挑む!
爽やかな風が吹く5月に大渦大賞が開催されるのは、松井繁が優勝した55周年以来14年ぶり。地元の田村隆信(徳島)と山田祐也(徳島)の両者は11月に当地で行われるSGチャレンジカップ出場を今年の目標に掲げており、走り慣れた水面で賞金の上積みを図りたい。丸野一樹(滋賀)は昨年当地で行われたPG1BBCトーナメントでV。続くSGグランプリでは優出と一気にブレイクした。一流レーサーの仲間入りを果たしており、今節は当地G1連覇を目指す。
石野貴之(大阪)は当地でSGをV2するなど抜群の実績を誇るが、今節は温水パイプが外れる4月戦以来の登場。現行モーターで一度走れる点は地元選手に次いで大きなアドバンテージとなりそう。毒島誠(群馬)は1月のG1芦屋周年Vをはじめ、各地で優出を量産中。岡崎恭裕(福岡)は当地通算勝率7.26と遠征勢の中でトップクラス。どちらも当地周年覇者として、水面相性は申し分ない。西山貴浩(福岡)は当地V3で得意としており、昨年の68周年では準優勝という結果を残している。
藤山翔大(大阪)と菅章哉(徳島)は伸びに特化した仕上げでまくり勝負に出る。他には茅原悠紀(岡山)、前本泰和(広島)、森高一真(香川)といった大舞台で活躍する面々も上位争いを狙っていく。
地元勢は総勢9名が参戦する。島村隆幸(徳島)は今年に入り当地でV2と活躍が著しい。勝率面でも5期連続の7点オーバーと好調で、いつG1タイトルを手にしても不思議ではない。また経験豊富な林美憲(徳島)、興津藍(徳島)、市橋卓士(徳島)に加えて、堀本和也(徳島)や西野雄貴(徳島)も地元周年となればいつも以上に気合が入る。
この時期は南寄りのホーム向い風が大半を占め、1コース1着率は全国平均と比較すればやや低めの傾向。2から4コースが積極的に仕掛けて5コースのまくり差しが決まりやすくなる場面も多く、穴党ファンはチェックしておきたいところだ。
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