勝って勝って勝ちまくれ!!!
地元の意地を見せたい福岡支部!
タイトル防衛を目指す佐賀支部!
少数精鋭で頂点を狙う長崎支部!
ボートレース福岡では2月6日から「GⅠ第68回九州地区選手権」が開催される。福岡・佐賀・長崎の3支部からトップレーサーが集結。激戦を制して九州チャンプの座をつかむのは誰になるのか。
V争いを引っ張りたいのは地元の福岡支部だ。今節出場50人のうち実に40人が福岡支部。圧倒的な選手層を武器に他支部をねじ伏せたいところだ。最近3大会は佐賀・長崎勢に優勝をさらわれているだけに、今回こそ福岡の底力を見せられるか。
福岡支部のエースはもちろんグランプリチャンプの瓜生正義だ。地区選は9優出2Vの実績があり、11年福岡大会と14年芦屋大会で優勝歴。また20年は優出5着、21年は優出6着と現在2年連続優出中でもある。今回は8年ぶり3回目の地区選Vを目指す戦いだ。福岡はSG優勝3回、GⅠ優勝3回の栄光を刻んできた水面。福岡支部を引っ張る活躍に期待したい。
前田将太も楽しみだ。昨年6月の福岡周年でオール3連対Vを飾って悲願のGⅠ初優勝。福岡参戦はそのとき以来となるだけに、当地2節連続Vへ期待がかかる。近況の前田は絶好調で、今期に入って4節走って4優出3Vという快進撃。今期勝率8.42は堂々の全選手中トップだ。前回福岡で地区選が開催された17年大会では優出3着に入っており、今回は九州チャンプ初戴冠を狙いたい。
そのほかにも現役最多の福岡13Vを誇る篠崎仁志や、地区選5優出の実績がある篠崎元志、18年若松大会覇者の仲谷颯仁、ヤング王者の羽野直也、20年唐津大会で優出2着の枝尾賢と優出4着の西山貴浩、1月の福岡正月レースで優勝したばかりの江夏満、15年唐津大会覇者の川上剛、昨年122勝で年間最多勝利に輝いた石川真二、グランプリシリーズ優出3着の岡崎恭裕など福岡支部は誰が優勝してもおかしくない陣容。また女子レーサーの小野生奈、渡邉優美、中川りなにも注目したい。
佐賀支部からは深川真二、森永淳、峰竜太、上野真之介、高田明の5人が参戦する。深川真二は地区選5優出0Vで意外にもまだ優勝がないだけに今度こそ頂点に立ちたいところ。上野真之介は20年優出6着、21年優出5着と地区選2年連続優出中なだけに今年も見逃せない。
佐賀支部のエースはなんといっても峰竜太だ。昨年大村で行われた九州地区選で優勝。1・3・1・1・2・2・1・1着のオール3連対で圧勝し、09年芦屋大会以来となる12年ぶり2回目の九州チャンプに輝いた。今年はタイトル防衛をかけて参戦。福岡はSG優出3回など実績十分で水面相性に不安はない。九州地区選2連覇はこれまで瀬戸康孝(73・75年)、国光秀雄(86~88年、3連覇)、上瀧和則(04・05年)、桑原悠(19・20年)が達成している。峰が5人目に名を刻むのか。
長崎支部からは原田幸哉、山口裕二、赤坂俊輔、下條雄太郎、桑原悠の5人が参戦する。赤坂俊輔は10年唐津大会以来の優勝を狙う戦いに。桑原悠は19年優勝、20年優勝、21年優出4着と地区選は3年連続優出中という相性の良さを誇る。
長崎の大黒柱は原田幸哉だ。昨年は4月にマスターズチャンピオンで優勝、8月にボートレースメモリアルで優勝と大活躍の1年だったが、9月以降は年末まで10節走って優出ゼロとややトーンダウンする格好に。今年は地元大村でグランプリが開催されるシーズンでもあるだけに、そろそろリズムを取り戻したいところだ。地区選は愛知支部時代に東海で3優出、長崎支部に移ってから九州で1優出(昨年優出2着)をマークしているがまだV歴なし。今年こそ初優勝なるか。
なお地区選はSGボートレースクラシックの最終選考レースという点でも注目だ。九州地区勢ですでに出場権を持っているのは原田幸哉、瓜生正義、赤坂俊輔、西山貴浩、前田将太、羽野直也、深川真二、峰竜太の8人。そのほかの選手は優勝条件の一発勝負に挑む(F休み等の選手は除く)。特に長崎支部勢は地元SG出場に向けて一段と気合が入るだろう。
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