東のヤング王者は誰だ!
常滑に若き逸材が集結!
ボートレース常滑で6月11日から「GⅢ第10回イースタンヤング」が開催される。参加資格があるのは東日本(群馬~大阪の9支部)に属する30歳未満のヤングレーサー。そのなかから前回優勝者、ルーキーシリーズ優勝者、勝率上位者の計50人が出場権を手にし、常滑に集結して覇権を争う。なお優勝者には9月に下関で開催されるPGⅠヤングダービーの優先出場権が与えられる。
V候補の筆頭格に挙げるべきは宮之原輝紀(東京)だろう。昨年津で行われたイースタンヤングで優勝。2連対率2位の好モーターを引き当て、予選を1・1・1・5・1・1着でトップ通過すると、準優・優勝戦はいずれもインからトップスタートで逃げ切り快勝。節間8戦7勝という圧倒的な強さで頂点に立った。今年は大会2連覇をめざして常滑に乗り込む。常滑ではまだ優出歴がない宮之原だが、昨年10月の当地SGボートレースダービーで予選16位に入ってSG初出場ながら準優出を果たしたのが記憶に新しいところ。水面相性に不安はないだろう。今年もピンラッシュを見せてタイトル防衛を果たすのか。
対抗一番手には関浩哉(群馬)を挙げたい。18年ヤングダービー覇者の関は、イースタンヤングも優出4回と抜群の実績。19年に優出3着、20年に優出4着、21年に優出2着、22年に優出2着に入っており、4年連続優出中という強さだ。今回も選考勝率7.48で1位となっており、V争いの軸になってくる可能性大だろう。関は常滑で優勝2回をマークするなど水面相性上々。当地前走となる昨年10月のSGボートレースダービーでも予選6位(準優3着)と堂々たる走りを見せていた。イースタンヤング初制覇へ突き進むのみだ。
負けていられないのは上條暢嵩(大阪)。昨年グランプリ出場も果たしているだけにヤング世代では実績で頭ひとつ抜けた存在だ。しかしヤングダービーは1優出0V、イースタンヤングは3優出0Vで、まだヤングタイトルをひとつも取れていない。現在29歳の上條は今年がヤング世代ラストイヤーとなるだけに、タイトルを取って貫禄を見せたいところだ。上條にとって常滑は通算5優出3Vの実績がある好相性水面。頂点に立つ準備は整っている。
地元勢では吉田裕平(愛知)に期待したい。常滑通算8優出2Vを誇り、20年には常滑GⅡモーターボート大賞で優勝戦1号艇(5着)に乗った実績。また常滑ルーキーシリーズは21年・22年といずれもオール3連対Vで2連覇している。常滑で絶対的な強さを持つだけに楽しみだ。イースタンヤングは19年に優出5着、20年に優出3着とV争いを沸かせた経験がある。愛知支部勢初のイースタンヤング制覇なるか。
その他では3月の多摩川周年でGⅠ初優出を飾った黒野元基(愛知)や、昨年のイースタンヤングで優出している中村泰平(愛知)、前田翔(愛知)、豊田健士郎(三重)、今年2Vをマークしている前田滉(愛知)、選考勝率4位の小池修平(大阪)、20年最優秀新人の前田篤哉(愛知)と21年最優秀新人の畑田汰一(埼玉)、4月の津周年で優出2着の大暴れを見せた高田ひかる(三重)らに注目したい。
3強を打ち破る伏兵は現れるのか!
新開、仲谷、大山がV戦線をリード!
ボートレース鳴門で6月10日から「GⅢ第10回ウエスタンヤング」が開催される。参加資格があるのは西日本(兵庫~長崎の9支部)に属する30歳未満のヤングレーサー。そのなかから前回優勝者(今回は不在)、ルーキーシリーズ優勝者、勝率上位者の計50人が出場権を手にした。将来有望な若手レーサーたちが鳴門に集結。”西のヤング王者”の座をかけて激突だ。なお優勝者には9月に下関で開催されるPGⅠヤングダービーの優先出場権が与えられる。
V候補の筆頭は新開航(福岡)か。選考勝率7.24はトップの数字。初日ドリーム戦1号艇で登場する。新開は昨年16優出10Vと大暴れしてブレイクし、1着125本で年間最多勝のタイトルも獲得。今年はここまで4優出1Vとややトーンダウンしているが、ヤング世代のなかで実力トップクラスなのは言うまでもない。鳴門は過去3節走って2優出1Vと相性良好。当地前走となる昨年9月の一般戦で篠崎仁志や松田祐季ら強豪を破って鳴門初Vを飾ったばかりだ。まずは20年に続く2回目のウエスタンヤング優出を果たし、貫禄の走りで優勝への階段を駆け上がりたい。
仲谷颯仁(福岡)も有力なV候補だ。18年に下関で行われたウエスタンヤングで優勝。今回は5年ぶりのタイトル奪還をめざす。鳴門は近況2節連続優出中と好相性。昨年11月の一般戦では篠崎元志らとV争いを演じて優出2着に入り、昨年12月の一般戦では峰竜太や末永和也らも出場するなかオール2連対Vを飾って鳴門初優勝を果たしている。ウエスタンヤングでも格上の走りでV争いを沸かせそうだ。
大山千広(福岡)もウエスタンヤング歴代覇者の一人。20年の児島大会で優勝しており、女子レーサーのイースタン・ウエスタンヤング制覇は今のところこれが唯一だ。大山は昨年10月に大ケガを負って心配されたが、今年2月に復帰するとその後9節走って5優出2Vの活躍ぶり。4月に徳山一般戦と大村ミッドナイトレースで立て続けに男女混合戦Vを飾るなど、ケガの影響など皆無と言わんばかりの走りを見せている。鳴門でも19年オールレディースで優勝歴を持っており水面相性に不安なし。3年ぶりのウエスタンヤング奪還を狙う。
過去の実績から考えると、通算10V以上を記録している新開(通算15V)、仲谷(通算19V)、大山(通算19V)が今大会の3強といえそうな状況。記念タイトルを持っているのも新開(22年芦屋MB大賞V)、仲谷(18年九州地区選V)、大山(19年レディースチャンピオンV)の3人だけとなっており、三つ巴のV争いとなる可能性が高そうだ。
この3強を打ち破る選手が現れるなら、21年イースタンヤングで優出6着の竹田和哉(香川)や、昨年3月の鳴門ルーキーシリーズで優勝している川原祐明(香川)、前期勝率7.01と好調な高橋竜矢(広島)、昨年8月に鳴門一般戦で優勝した鈴谷一平(兵庫)、今年2Vをマークしている原田才一郎(福岡)あたりか。女子では今年7優出1Vと絶好調の小芦るり華(佐賀)や、鳴門3優出の実績がある地元の西岡成美(徳島)らに注目したい。
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