その夜、女王が舞い降りる。
ファンの思いを背負って戦う女子トップスター52人の競演!
ボートレース桐生では2月22日から「G2第6回レディースオールスター」が開催される。ファン投票上位49人と委員会推薦3人の計52人が参戦。ファンの思いを背負った選手たちが冬の上州で激突する。
ファン投票1位で登場するのは守屋美穂(岡山)だ。2万1176票を集めて自身初のトップ当選。レディースオールスターは過去5回すべて出場しているがまだ優出ゼロと結果を残せていないだけに、今回はファンの期待に応える走りを見せたいところだろう。桐生は通算4優出0Vで優勝歴こそないが、当地前走の19年レディースチャレンジカップで優出3着に入るなど水面相性は上々。まずは初日ドリーム戦1号艇をしっかり勝ち切って流れに乗りたい。
ファン投票2位は平高奈菜(香川)。自己最高の1万8118票を獲得して3年連続4回目のレディースオールスター出場となった。昨年の芦屋大会ではV争いを沸かせて優出6着に入っており、今年は2年連続優出と大会初Vを狙いたい。桐生では14年にヴィーナスシリーズで優勝した実績。19年の当地レディースチャレンジカップでも優出6着に入っており水面相性に不安はないだろう。昨年末に福岡クイーンズクライマックスの優勝戦1号艇で3着に敗れてから約2カ月。雪辱の女子ビッグタイトル獲得なるか。
前回覇者として登場するのは小野生奈(福岡)だ。昨年芦屋で行われたレディースオールスターで優勝。一昨年の鳴門大会では優勝戦1号艇で5着に敗れる悔しい思いを味わったが、1年後の地元芦屋大会で再び優勝戦1号艇を手にし、雪辱のイン逃げを決めて頂点に立った。今年は3年連続優出と2連覇をかけた戦いだ。またレディースオールスターの歴代覇者からは18年びわこ大会優勝の中村桃佳(香川)と、19年児島大会優勝の寺田千恵(岡山)も参戦。中村桃佳は桐生優勝2回と当地好相性なだけに楽しみなところ。寺田千恵も昨年6月に桐生オールレディースで優勝したばかりなだけに目が離せない。
地元のエース格を担うのは松本晶恵(群馬)だ。桐生は通算19優出5Vという圧倒的な実績。当地オールレディースで4回も優勝するなど桐生での強さは女子レーサーのなかで群を抜いている。19年の桐生G2レディースチャレンジカップでは優勝戦1号艇で2着という無念を経験しているだけに、今度こそ地元G2タイトルをつかみたい思いは高まっているはずだ。また地元の群馬支部からは櫻本あゆみと山崎小葉音も参戦。櫻本あゆみは昨年6月の桐生オールレディースで優勝戦1号艇で5着に敗れただけに雪辱したいところ。山崎小葉音は予備2位から繰り上がりで出場となるだけに巡ってきたチャンスを生かしたい。
そしてV争いを占ううえで欠かせない存在が遠藤エミ(滋賀)だろう。昨年はレディースチャンピオンとレディースチャレンジカップで優勝するなど女子ビッグレース戦線で大活躍。年間獲得賞金6439万8000円という女子歴代2位の記録を残し、4年ぶり2回目の賞金女王に輝いた。今年も女子レーサーを引っ張る存在となってくるのか注目だ。桐生では5優出1Vの実績があり、19年の当地レディースチャレンジカップで圧巻の3コースまくりを決めて優勝したのが記憶に新しいところ。2つ目の当地G2タイトルを目指して桐生に乗り込んでくる。レディースオールスターは19年3着、21年2着と過去2回の優出歴。もし優勝となれば史上初の女子4大レース(レディースチャンピオン、クイーンズクライマックス、レディースチャレンジカップ、レディースオールスター)グランドスラム達成となる。
そのほかにもクイーンズクライマックス覇者の田口節子(岡山)や、ファン投票3位に躍進した高田ひかる(三重)、1月の大村オールレディースで優勝するなど好調な平山智加(香川)、2大会ぶりのレディースオールスター出場となる日高逸子(福岡)、1月の多摩川オールレディースで優勝するなど女子屈指のスピードが魅力の渡邉優美(福岡)、レディースオールスター優出2回の実績がある細川裕子(愛知)と長嶋万記(静岡)、1月の徳山男女ダブル戦でデビュー初Vを飾って勢いに乗る倉持莉々(東京)、昨年10月の桐生ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾った中田夕貴(埼玉)など楽しみ選手がズラリ。またレディースオールスター初出場となる中村かなえ(東京)、西岡成美(徳島)、高憧四季(大阪)、野田なづき(佐賀)、川井萌(静岡)ら若手にも注目したい。
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